南アルプス(光・聖岳)と中央アルプス(恵那山)を駆けて
光岳山頂
60歳超えのパワーに圧倒された南アルプス

便ケ島のキャンプ場の東屋で涼をもとめていると、奈良ナンバーの車から降りてきたのが67歳のAさん。テン泊で光・聖を縦走し、一旦、便ケ島に下って塩見へ向うという。百名山も1桁台になって有料道路もあまり使わず下道で今日も来たという。同じ歳で同じ様にテン泊で聖から1日で縦走してきた人にも光で会った。他にも64歳で岡山のBさんは千枚から光を4泊で縦走。聖平小屋で隣り合わせた八王子の64歳の男性は、夫婦で聖から悪沢を縦走すれば百名山はリーチだと話していて、最後の荒島岳は息子に祝ってもらうために一緒に登るのだと意気軒昂である。薊畑から便ケ島への下りは相当きついところであるが、そこを登ってくる60代半ばの夫婦2組とすれ違う。果たして10年後、こんなパワーが自分には残っているのかといえば自信がない。