安達太良・西吾妻・磐梯の福島三座  2008.10.17

いよいよ東北の山に進出か!?

高妻山での肉離れが引きずってしまい、夏山を棒に振ってしまった。9月初めに立山縦走を試みて問題がないと分かって塩見を狙ったが、天候に恵まれずそのまま中間決算に突入してしまう。最終報告を終えてドックで2日間休養し、1月半振りにいきなり深夜割りを利用して東北に向った。 22:00 立山ICから新潟中央JCTで磐越道に入り郡山JCTで東北道に入る。27:00 安達太良SAに着き仮眠をとる。

17日(金)7:30 安達太良SAを発って直ぐの二本松ICで下りる。標識に従って岳温泉を目指し、温泉街を左折すると安達太良高原までは道なりに行く。駐車場は広く空いていたのでゴンドラ乗場の近くに駐車する。支度をして乗場に向うと、8:30の運転開始を待って平日なのに長蛇の列である。最後尾の方に切符売場を尋ねて片道券を購入し(往復ならETCカードを見せれば割引が効く)後につく。ゴンドラから見る高原の紅葉は終わりに近いのか黄色ばかりで赤色が少ない。山頂駅から木道を伝って行くと直ぐに薬師岳パノラマパークへの分岐だが、先行者につられてパスするところであった。ここは安達太良連峰のビューポイントで、憧れの乳首山が見えて感動をする。仙女平までは所どころに木道があり歩き易い、軽装のハイカもいれば単独の高齢者もいる。道は確りとして手頃なのか、往々にして私と同じ中高年者ばかりがやたら目に付く。息の切れる処といえば山頂直下辺りか、団体さんの後について行く羽目になる。ここまで来ると乳首の皺も粗くなり婆様の乳首を思い出してしまう。早速、頂上に向うが狭い皺の間に設けられた鎖場ですれ違うのに手間がかかったが、今年5座目になる百名山の乳首に立った。
薬師岳頂上? パノラマパークで
乳首山
安達太良山山頂

 天空は青空であるが、智恵子の言う空ではない。遠方は靄がかかって微かなシルエットが映る和尚山頂上を後にして次に向ったところは稜線沿いに行ける立入禁止の沼の平火口である。植物も生えない荒涼とした風景を見て改めて安達太良山は休火山である乳房と認識した。牛の背からの下りで、安達太良を見上げると、手前の頂が重なって乳房が現れて和ましてくれる。峰の辻でくろがね小屋へ向う。対岸の錦織り成す紅葉に目を奪われながら12:00くろがね小屋に着く。この辺りは岳温泉の源泉地である。ベンチ代わりになっている木管に座って暫し休憩をして、導湯管に沿って広い保全道を下る。勢至平が切れる所で道は二分され、林道の新道を捨てて旧道を下る。新道を時折横切って烏川橋が見えると旧道も終わりで、奥岳登山口は直ぐである。13:30 駐車場に着く。 牛の背
沼の平火口
くろがね小屋 奥岳登山口のコスモス
今日の泊まりは岳温泉でチェクインまで時間があるが、ガソリンが底を着きそうなので、取り敢えずKホテルに向った。大きなホテルで既にスタッフが玄関に迎えに出ている。GSの場所を聞いて給油し、改めてチェックインする。今回もじゃらんで平日特別の廉価な宿を当てたが、もてなしが良すぎてこちらが恐縮してしまう。露天風呂では枡酒が振舞われて、夕飯は90分牛豚シャブ食べ放題!だが、野菜が美味いと褒めたのにうどんに手を付けていないので、野菜のお替りができない。畜生!