赤 禿 山 (1,158m)      H21.03.21 

( 明星・焼山・雨飾の展望台 )






 決算前の3連休、無駄にはしたくないと丹沢を狙ったが金曜日の荒天で二の足を踏む!?

 翌日、平岩の手前を右折して9:00に山之坊の除雪最終点に着く。既に山梨ナンバーと紅葉マークの富山ナンバーが停まっていた。昨年と同じ日に同じ山を選んだが、暖冬で豪雪地帯の面影が全く無い。大峰峠までは林道に沿って歩くが積雪は1メートもない。地蔵堂を左に折れて雪に覆われた沢を渡って東尾根に取り付くのだが所々切れ落ちている。尾根にある鉄塔を目指して送電線を目印に攀じ登る。だが、その先に拡がる白い雪原は無かった。無精ひげの杉林に、高浪に続く林道が見える。明星も心なしか優しすぎる。下のほうで人の声がする。ルートを間違えたのか、一滑りして来たのか判らないが、人が入っているぶん幾分安心感はある。 


 尾根にそって小さな起伏を越えながら行くと、切り開かれた2つ目の展望台に着く。戸隠・妙高・雨飾・明星と180度の展望が臨める。
 ここから傾斜が増してくる。山スキーの跡を忠実に沿って行くがゴボる、ゴボる!?カンジキを履くが、ストックの輪架を夏用に換えたものだから腐雪には全く効かないぶん足に力が入ってゴボる、ゴボる。足を抜くたびにまたまた違和感が走りだす。度々休んでは騙すが退かない。思い切って直登に切り替えて、キックステップにすると不思議にも違和感が無い。頂上直下の平坦地で先行者と会う。歳からして山梨ナンバーの夫婦で、雨飾を目指して甲府から深夜高速を利用して来たが、途中の道の駅で赤禿を知って立寄ったとのことである。直下の正面は雪庇が落ちていて当然の様に左の狭い稜線に回る。夫婦が残したつぼ足跡を忠実に辿って12:30「赤禿山」と、ぶなの木に書かれた頂上に着く。予定より30分オーバーである。帰りに姫川温泉に立寄って高速の時間調整を計っていたが帳消しである。














 14:00過ぎ、一人鍋ならぬ一人ぜんざいを片して降りる。頂上の展望台で雨飾を狙う。稜線の正面にはゲレンデのような一難場山。途中にスノーシューの跡があるがUターンした先には雪のテーブルが作られていた。帰りも腐雪で難儀すると思ったが、真直ぐ滑るように下りる分ゴボらないが、長靴の隙間に雪が入る。そのまま最初の鉄塔まで来ると足先の感覚が無くなり堪らず脱ぐと、足先はグチョグチョで首周りの靴下に雪がへばりついている。15:30駐車地点に戻って、乾いたタオルで足を拭いて靴下を履き替えてほっとする!?




 来週からは身動きが取れない決算地獄に入る。当分は山に入れないが、決算明けの立山温泉を楽しみに、辛抱我慢!?辛抱我慢!?