'09.9.6〜9.7
                 鳳凰三山     

           “塩見で南アも聴牌!即リーチだ!!”

 青木鉱泉までアスファルト道の新道があるとの情報で、韮崎射撃場近くの入り口を地図上で捜すも分からなかったが“ハッピーの山歩”に写真付きで載っていた。

6日 4時半に富山を発って安房峠経由で松本ICから中央道に入り韮崎ICで下りる。釜無川のT字路を右折し信号のある桐沢橋東詰で左折し渡り終えて右折すれば射撃場の側を通る。通りに出て左折し直ぐに右折する(青木鉱泉の看板有り)暫く行くと砂利道になるが、5百メートル辛抱すればアスファルト道になる。道なりに青木鉱泉の標識に従って行くと旧道と交わる。ここから鉱泉までは砂利道だがゆっくり行けば腹を擦ることはない。9:30登山用駐車場(有料)に着く。準備をしていると宿の人が現れてお金を払おうとすると宿で払ってくれと言われる。山小屋の混雑を考えて今回も日曜日にしたが、案の定、駐車場は満車状態だ。宿に寄って2日分の料金を払い、登山届けを出して前庭の登山道に入る。暫く行くと道が山側と川側に分かれている。ドンドコ沢コースだからと川側を行く。中道コースの分岐を右に行き堰堤を登り沢の左岸を行く。小さな渡渉を繰り返して山側コースと交わると傾斜が増すものの柔らかく歩き易い道である。
12:00 南精進ノ滝 滝の手前には道標があって地蔵と滝の方向を分けているが滝を経由しても本道に戻れる。次に鳳凰ノ滝への道標が現れるがパスして本道を行く。時間的には白糸の滝だが通り過ごしたのかと思いながら急登を登り続けると轟と伴に滝が現れる。さらに高度を上げて行くと五色ノ滝が見えてくるが、本道を離れるのでそのまま進む。
 ガスが湧き始めて気持ちもテンバリ気味である。急峻な白ザレの道を登り詰めると水平道となり木々に藻が垂れ下がり薄気味悪い光景が広がる。足早に過ぎるとドンドコ沢源流の河原に出る。狭くて薄暗い涸沢の支流に入って行くが右の藪から熊が出そうで気味が悪い。再び源流の左岸に出ると遠くにピンクの建物の様な物が見えてくる。側によるとヤナギランが群生しており、人の話し声がして来る。
16:00 鳳凰小屋 後から来る人が居るかと小屋の方に尋ねられて“居ない”と応えたら、既に着いていると思っていた東京の若者が、五色ノ滝壺まで行って来たといって現れる。谷間に挟まれた小屋の玄関は暗く土間の石に躓きそうになる。沢山の人が行き来している二階の寝床に案内されたが、隅っこの一角に布団1枚分のスペースが空いていて助かる。事前に麓の御座石温泉に小屋の予約を入れると、しきりに御座石温泉から登れと言われる“いわくつき”の小屋での食事はカレーライス。カレーだけの小屋は他所にもあり、夫々特徴を出して美味いものだが、褒められるものではない。第一モタモタしているとお替りが出来ない。料金は、素泊り4500円、夕飯付き6500円、朝夕付き7500円。お替りは出来たが一杯千円につく。水が豊富だから泊まるのなら自炊が賢明であろう。