H21.02.07 

オ ゾ ウ ゾ 山 (1,085m) 

( 白川・五箇山境の大展望台 )

2月の上旬なのに、こんな上天気!本当かよ!?
左:笈ケ岳 右:大笠山・・・・カメラにサングラスを付けて撮影

 会の山行に行かず目指したのはオゾウゾ山である。高速道路脇の田畑は霜に覆われて真っ白である。陰になっている五箇山IC付近は凍結してD3に落とす。高速を下りた信号を右折して成出ダムの管理棟に向うと既に一台の車が留まっていたので、足跡を捜したが確認できず保全道の標識から9:40入る。

 ソウランで雪は締まっているが、稜線の岐阜トンネルの真上は少し緩んでいた。第一鉄塔に30分、良いペースである。次の第二鉄塔までは30分程だが辛かった。久しぶりに度々立ち止っては息を整えるが、12月の大鷲から2ヶ月、体が鈍って心臓はバクバク!大福を収めたお腹はグーグー!と体がフル回転している。第二鉄塔の二本目で休憩して、崩落地の上部に入る。鉄梯子に被さる雪渓を避けて右に廻って亀裂の入った雪渓を慎重に登る。

 なおも急登が続くが、上がれば長いなだらかな斜面が待っているものの、これが曲者で前回はトップを譲っている所で、ジグザグに行くも実に辛い。北方の稜線が交わる手前でストックの輪架を失くしてしまう。ラス前の頂を斜めに登るがストックが効かない分足に負担が掛かり左足に兆候が走る。騙し騙し稜線に出て引き摺るように歩く。締まった雪の上に新雪が20センチ程で負担にはならない。偽頂上をさらに右へ行くと林の間から頂上の白い台地が覗く。



 12:40頂上。正面の大笠・笈が出迎えてくれる。左遠方に白山が、更に南方には御母衣辺りの山々が、また更に振向けば猿が馬場・籾糠であろう?右は奈良・赤摩木古と高落場から先は戸田峰辺りの山々か?この360度の展望台で一人鍋を突っついて雑煮で閉める。

手前が無名峰、右奥が白山 大笠、奈良、赤摩木古 中央は笈、眼下に桂湖

無名峰から左は御母衣方面 赤摩木古から大獅子、猿ケ山、高落場へと続く

 14:00過ぎ、予報どおり西の空が怪しくなって来たので頂上を後にするが左足が利かない。小水するものの急斜面を斜行すると両足に来る。暫く休んで塩を多めに摂ってみると久しぶりに退いてゆくのが判る。第二鉄塔の下は雪が腐っていて、何度も何度もゴボって長靴の中はグジョグジョ。稜線つたいに管理棟まで雪渓を拾って来たが、何度となくゴボってしまい15:30下山して靴下を絞ると雫が滴る。



前回は3月末にカンジキを履いて登ったが、今回は長靴だけで済んで計画を早めた分助かったが、こんな気候でよいのであろうか!?