皇海・武尊山     2009.6. 20〜21

                 “栗原川林道が気になって東俣の林道までは!?”

 高妻山の三人が一年ぶりに揃った。目指すは林道に難がある皇海山と武尊山。東俣は気にも留めて居なかったが、2日前にジャランで予約したペンションに手付金がいるので断りの電話を入れると、東俣Pの道は一昨年から“通行止め”との情報に唖然とする!?

前日の22:00過ぎ滑川ICから入る。途中の名立・谷浜SA、越後川口SAと休憩して仮眠場所の水上Pに着いたのは26:00前であった。
6月20日 6:00 谷川の湧水を積んで水上Pを発つ。何時ものように沼田IC脇のローソンと120号線沿いのジョモに寄って給油をする。椎坂峠を下って吹割りの滝手前の信号で右折する(標識あり)道なりに行くと右手に振興局建物、正面にキーポイントの利根信前の三叉路を右に行く。さらに道なりで“キャンプの森”の標識に従って行くと、大きな“皇海山”の標識があり右折して悪路の栗原川林道に突入する。僅か20kの林道であるが、道幅狭く、落石・路肩崩壊の標識や自己責任での通行を促す看板が出ている。時速20k弱での走行、岩盤をくり貫いたトンネルを過ぎてもまだ中間点、1時間をかけて皇海橋手前の駐車場に着く。既に10台以上の車が停まっている。中には高級外車も数台いるし、遠くは山口、愛媛のナンバーもある。どの車も泥はねで汚れている。 8:45 不動沢に架かる皇海橋を渡って対岸の登山口に向う。

橋を渡って左に折れて林道を暫く歩くと登山口の標識がある。右、左と渡渉を繰り返しながら、落葉松林の中に付けられた登山道を行くと30分で二俣に出る。

俣の間に付けられた笹原の道は、時折、滑滝の沢に出たりしながら、沢山の目印に守られて沢を遡上する。傾斜が増した狭い沢筋を幾つも渡って、沢を離れるとジグザグに張られたザイルが現れる。そこを攀じ登ると10:45不動沢コルに出る。鋸岳はガスに覆われているが時折顔を覗かせる。ここまでくれば頂上までは1時間。暫くは笹原の中を歩く、シラビソ林が濃くなって枝や根っ子につかまって登ると頂上も近い。